結論予防としての鉄剤のサプリメントは必要ない
助産師まるこんにちは、助産師まるです！
妊婦さんは貧血の予防に鉄剤を飲むことは推奨されていません。
わたしえ、本当に？騙してない？
貧血だと赤ちゃんにも影響あるとかも聞いて、心配してるんです。
予防方法とか、ちゃんと教えて欲しいです…。
助産師まる怪しすぎますよね、ごもっともです。
一緒に助産のプロ（変態）の見解を見ていきましょう。
わたし人のこと変態なんて言う人、信用できません。
（まぁ、話くらいは聞いてみようかな）
助産師まるほ、褒め言葉のつもりだったんです…ごめんなさい。
妊娠中の貧血ってどうして起こるの？
妊娠中は赤ちゃんを育てるためにお母さんの血液量が増えます。
その結果、血液中の鉄分濃度が低下し、「鉄欠乏性貧血」になることがあります。
助産師まる個人差があるので、全員ではありません。
鉄欠乏性貧血で見られる主な症状
- 疲れやすい
- 息切れがする
- ドキドキする
- めまいがする
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 食欲がなくなる
- 微熱
- 顔色が悪くなる
妊娠中の貧血による影響
- 乳児期に鉄欠乏性貧血を起こす
- 分娩時の出血時の身体への負担が大きくなる
- 母乳の分泌が悪くなる
- 育児中に疲れやすい
最新ガイドラインの結論：健康な妊婦さんに鉄剤は必要ない
2024年版の助産ガイドラインによると、健康な妊婦さん全員に鉄剤を摂取する必要はないとされています。
簡単に伝えると、飲むメリットが少ないからです。
副作用によるデメリット
少し詳しく説明すると、理由は次の通りです
- 鉄剤は血液データを改善するが、実際の症状改善には結びつかない。
血液中の鉄分濃度や貧血リスクの低下は確認されていますが、疲労感や息切れなどの症状が改善するとは限りません。 - 副作用のリスクがある。
鉄剤を飲むと、便秘や吐き気、胃の不調が起こることがあります。 - 食事からの鉄分摂取で十分。
健康な妊婦さんの場合、バランスの取れた食事で必要な鉄分を補うことが推奨されています。
わたしえ、サプリメントに副作用なんてあるの？
助産師まる食べ過ぎ、飲み過ぎはだめってことだね
わたしそんなこと
サプリメントでそんなこと無いでしょうに…。
助産師まる少しずつ、研究結果で出ているみたいだから、
一緒に見てみようか
研究データから見る鉄剤を飲むことの効果と副作用
妊婦さんへの影響
- 鉄欠乏性貧血を予防する効果がある
研究によると、鉄剤を飲むことで貧血のリスクが約67％も低くなることがわかっています。ただし、健康な妊婦さんでは、鉄剤を飲んでも体調が良くなるとは限らない場合もあります。
- 副作用のリスクもある
鉄剤を飲むと、便秘や吐き気、胃のムカムカなどの副作用が起こることがあります。特に多く飲むと副作用の可能性が高くなることがわかっています。
わたし貧血を防ぐことはできるんだね。
でも、吐き気に便秘がでて、
貧血の症状が良くならないんだね。
助産師まるそうだね。
自分が鉄剤を飲む必要があるのかは、
専門家に聞いたり、検査をしてから
よく考えるほうが良いかもしれないね。
赤ちゃんへの影響
- 赤ちゃんの体重や早産に影響を与える可能性があるかは分からない
早産やASD（低出生体重や体が小さめな赤ちゃん）については、研究によって結果が違っていて、まだはっきりと分かっていません。一部の研究では、鉄剤を飲むことで低出生体重のリスクが減る可能性があるとされていますが、他の研究では効果が見られないこともあります。
わたしなんだか、もやっとするなぁ
助産師まるまだまだ医療は発展途上と言われているから、
まずは分かるところだけ、知っていこう。
それだけでも、たくさんあるからね。
わたし分からないことを考えても、
正解は無いもんね。
食事で鉄分を補うためのヒント
健康な妊婦さんは、まず食事から鉄分を摂取することを目指しましょう。
以下の食品を積極的に取り入れるのがおすすめです
- ヘム鉄を多く含む食品（吸収されやすい）
レバー、赤身の肉、魚介類（カツオ、アサリなど） - 非ヘム鉄を多く含む食品（吸収されにくいが重要）
ほうれん草、小松菜、豆類 - 吸収を助ける食品
ビタミンCを含む食品（柑橘類、ピーマン）
わたしだいたい、ご飯のメニューが決まってくるよね。
助産師まる普通に食べている分には、鉄分は不足しそうに無いけれど、
そのお話は、また別の機会に紹介するね！
わたし早めにお願いします！
まとめ：鉄剤の使用は専門家と相談を！
妊娠中の鉄分補給は大切ですが、全員が鉄剤を必要とするわけではありません。
食事から十分な鉄分を摂取することを心がけ、気になる症状がある場合は医師や助産師に相談してください。
鉄欠乏性貧血が認められた場合は、適切な治療を受けることで安心して妊娠生活を送ることができます。
助産師まる助産師まるでした！
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